日本が豊かになるにつれ、世の中には様々な代行サービスが登場しています。掃除、洗濯、食事、ペットの世話などを代行する家事代行サービスは生活にゆとりのある家庭が依頼する代表的な代行サービスでしょう。他にはお酒を飲んだ後に運転をしてもらう運転代行サービスや、中には恋人の振りをして行動をする恋人代行サービスなんてものもあるそうです。そんな中、ここ数年で伸びている代行業務が遺品整理の代行サービスです。一見よくある部屋掃除や不用品回収と違いは無いように感じられますが、内容は違うようです。大きな違いは、「片付ける対象の家を依頼した人は、実際にそこに住んでいなかった人からの依頼がほとんどである」ということだと思います。遺品整理ですから、読んで字のごとく遺品を整理するわけですから、多くは故人の遺族からの依頼が多くなります。
遺品整理を行うには、部屋の片づけや掃除以外にも、色々と付帯する作業が発生します。形見分けをする品の選別、仏壇や遺影などの供養、家具や骨董品など値が付く品の売却、車両関係の抹消手続きなどなど、それらを全部やるには大変な作業です。それをワンストップで全て引き受けてくれるのが遺品整理の代行業務です。遺族の方は身内を亡くされ、心身共に疲労がたまっていたり、遠方でなかなか簡単に移動できない場合もあります。そんな時に遺品整理の代行サービスが重宝されています。
こういった代行サービスを利用すれば、自分の使える時間を有効に増やすことができるので、お金に余裕があるのであれば利用にするのも良いでしょう。しかし気を付けなくてはいけないのは便利な反面、リスクもあるということです。最近では家事代行で家事を全て任せていた芸能人が数千万円もの盗難被害にあっていたことがニュースで話題となっていました。業者に任せるという事は、こういった被害も想定した上で依頼をしないといけないのかもしれません。
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